Postcard Art Museum
エミ絵葉書美術館
ロマネスクから印象派
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小さな紙の上に広がる芸術を集めて
絵葉書は、小さな紙の上に広がる芸術です。エミ絵葉書美術館では、訪問した美術館で印象に残った絵葉書を一期一会で購入・保存したものを紹介し、美術的・文化的価値を共有し、さらに深める第一歩になることを願っています。
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クイズ:絵葉書の8人の美女は?
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Art History
絵葉書 ヨーロッパ美術史
どの様式がどの時代に発祥・流行したのかを、絵葉書と一緒に眺められる小さな年表です。年表のボタンをクリックすると、その様式の説明がポップアップで開きます。
European Art History
ロマネスク様式
10世紀末-12世紀 / 西ヨーロッパ
「ロマネスク」は、10世紀末から12世紀にかけて西ヨーロッパで栄えた中世の様式です。「ローマ風」の建築・美術様式という意味を持ち、古代ローマ建築にゲルマン民族や東方の要素が加わりました。
建築は石造りの厚い壁、小さな窓、半円形のアーチ、樽型ヴォールトが特徴で、重厚で素朴な印象を与えます。美術では壁や柱に彫刻やフレスコ画が施され、聖書の物語が表現されました。
代表例として、カンタベリー大聖堂やサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂などが挙げられます。
European Art History
ゴシック様式
12世紀後半-15世紀 / フランス発祥
ゴシックは12世紀後半にフランスで生まれた芸術様式で、もともとは中世ヨーロッパの建築様式を指します。後には絵画や彫刻にも広がりました。
尖頭アーチ、リブ・ヴォールト、フライング・バットレス、巨大なステンドグラスが特徴で、荘厳さや垂直方向への伸びやかさを強く印象づけます。
代表例にはノートルダム大聖堂やケルン大聖堂があり、建築に付随するゴシック美術も大きく発展しました。
European Art History
ルネッサンス
14世紀-16世紀 / イタリア中心
ルネッサンスは「再生」「復興」を意味し、14世紀から16世紀にかけてイタリアを中心に広がった文化運動です。古代ギリシア・ローマの古典文化を見直し、中世の神中心の世界観から人間中心の近代へと転換させました。
人文主義を基盤に、理性や個性、現世の生活を肯定的に捉えたことが大きな特色です。絵画では遠近法が発達し、建築では均斉や比例を重んじる古典主義が整えられました。
レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェリに代表される芸術の革新だけでなく、印刷技術や科学、探検の発展とも深く結びついています。
European Art History
マニエリスム
16世紀半ば-16世紀末 / イタリア中心
マニエリスムは16世紀半ばに現れたイタリア中心の様式で、ルネッサンスの調和から意識的に逸脱した表現を追求しました。
引き伸ばされた人体、S字にねじれたポーズ、非対称な構図、不自然な色彩、奥行きの揺らぎなどが特徴です。
当時の社会不安や、完成されたルネッサンス美への反発を背景に、技巧的で奇想に富んだ表現が展開されました。
European Art History
バロック
17世紀初頭-18世紀半ば / ヨーロッパ
バロックは17世紀初頭から18世紀半ばにかけて栄えた様式で、「不規則な真珠」に由来する名称です。豪華絢爛さ、動き、劇的な感情表現を特徴とします。
建築では曲線や楕円形、波打つ壁面、光と影の演出、金箔や大理石による壮麗な装飾が用いられました。絵画でも明暗の強い対比や躍動感のある構図が印象的です。
教会や王侯貴族の権威を示す役割も担い、ヴェルサイユ宮殿やサン・ピエトロ大聖堂などにその代表例を見ることができます。
European Art History
ロココ
18世紀初頭-18世紀中頃 / フランス中心
ロココは18世紀初頭から中頃にフランスで流行した、優美で繊細な様式です。バロックから派生し、ロカイユ装飾に見られる曲線や明るい色彩、軽やかな気分が際立ちます。
貝殻や植物のモチーフ、パステルカラー、親密で優雅な空気感が特徴で、貴族の愛や遊戯、宴会、音楽といった享楽的な日常が好んで描かれました。
室内装飾や家具、絵画、ファッションに広く展開し、ブーシェやフラゴナールがその代表的な画家です。
European Art History
新古典主義
18世紀後半-19世紀初頭 / フランス中心
新古典主義は18世紀後半から19世紀初頭にかけて、古代ギリシア・ローマ美術を理想として再評価した様式です。理性、秩序、均整を重んじ、感情の過剰表現を抑えました。
線描の明快さ、厳密な構図、デッサン力が重視され、ロココの華美さに対して抑制された美が追求されました。
ジャック=ルイ・ダヴィッドやドミニク・アングルが代表的な画家で、歴史画や英雄主義的な主題が多く描かれました。
European Art History
ロマン主義
18世紀後半-19世紀前半 / ヨーロッパ
ロマン主義は18世紀後半から19世紀前半に流行した芸術運動で、新古典主義の理性や規範に対し、個人の感情や想像力を重視しました。
鮮やかな色彩、大胆な筆致、劇的な構図によって、喜び、悲しみ、恐怖、崇高な自然といった強い感情が表現されました。
ドラクロワ、ゴヤ、ジェリコー、ターナー、フリードリヒらが代表的で、戦争や自然、内面の昂ぶりが主要な主題となりました。
European Art History
リアリズム
19世紀半ば / ヨーロッパ
リアリズムは、理想化や空想を避け、現実をありのままに描こうとする姿勢です。美術では特に写実主義を指し、庶民の生活や社会の現実に目を向けました。
19世紀半ばのヨーロッパで、革命期の社会変動の中から生まれ、平凡な日常や労働の姿を正確に描くことを重視しました。
クールベやドーミエに代表されるように、「現実」を直視するまなざしが後の近代絵画へ大きな影響を与えました。
European Art History
印象派
19世紀後半 / フランス
印象派は19世紀後半のフランスで生まれた芸術運動で、光と色彩がもたらす「印象」をそのまま捉えることを目指しました。
屋外制作、筆触分割、補色の活用によって、移ろう光や空気、日常の一瞬を生き生きと描き出しました。
モネ、ルノワール、ドガ、ピサロらが代表的な画家で、アカデミズムへの反発から独自の展覧会を開いたことでも知られます。
European Art History
ポスト印象派
1880年代-1900年代 / フランス中心
ポスト印象派は、印象派の光と色彩への関心を受け継ぎながら、それを乗り越えて個人の内面や構造、象徴性を深めた流れです。
セザンヌは形と構成、ゴッホは激しい感情、ゴーギャンは象徴的な色彩、スーラは科学的な色彩理論による点描へと展開しました。
1880年代から1900年代にかけて活発になり、キュビスムやフォーヴィスムなど20世紀美術の扉を開いた重要な時代です。