Artist Archive

Fernand Corman

フェルナナンド・コルマン

通称コルマン

生年-没年1854-1924

19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの画家です。パリの美術大学を卒業しアカデミックな歴史物語画 この絵のような先史時代のものなども多く残しました。レジオンドヌール君章を受賞しています。

この作品は旧約聖書に書かれているアダムとエヴァの子カイン(兄)とアベル(弟)の話に基づいたものです。この先頭にいるのはアベルです。兄のカインは農業を弟アベルは牧畜業をそれぞれ営んでいました。この2人の関係は互いに自分の方が優れていると思っているものですからもともと良いものではありませんでした。ある時、主に捧げ物をすることになり、カインは農作物をアベルは羊を持って行きました。カインは神は自分のものを選ぶだろうと言う絶対的な自信があったのですが受け入れられませんでした。神はカインの農産物を受け取らなかったわけではない、1番良い物を持ってこなかったからだ。

そこから2人の間に争いが起こり、カインはアベルを殺してしまいます。(旧約聖書では、人類初の殺人と書かれています)

この絵では、弟のアベルを殺した後永遠の放浪を神によって宣告されカインの悲惨な運命が、それでも憴悴したカインは執拗に彼の部族も率いています。担いでいる木製の担架にはぼんやりした子供たち、困惑した女性がいます。出血した肉の塊が担架にぶら下がり他の男性ハンターは、隣で歩き回っています。一人は若い女性を腕に抱いています。野良犬が後ろからついてきています。エホバの裁きに対する恐怖はすべての顔に書かれています。コルモンはまるで真実の光が荒涼とした平原を通して罪を犯した者を追いかけているかのように、影を長く描きました。土のような色と活発な筆致を使い、クールベのように漆喰を塗っているとあります。コルモンは解剖学的正確性を大事にし、自分のスタジオで各フィギュアのモデルをポーズさせたとあります。聖書の物語と壮大な叙事詩であるだけでなく、この作品は旧石器時代の岩絵が発見されたばかりの時に、新しい分野である先史時代を描いたのです。コーモンは、それらの遠い時代の生活、もつれた髪と粗い肌で裸足で行く生き延びるために苦労した野蛮人を描いたのです。

この絵をオルセ美術館をでて一般道路に出たとき、私は相当のショックを受けました。この自動車の溢れる社会とタンカで移動する我々の祖先がこのような生活していたと言うことに。

この画家に関連する絵葉書: 1件