ぶどうの取り入れ
作品説明
タピスリーの原画:カルロス3世のエル・パルド離宮にある王太子の食堂を飾るため、四季をテーマにした連作の「秋」として描かれました。平和な宮廷画家時代:ゴヤがのちに聴力を失ったり、戦争の惨禍を描いたりする前の、明るく優雅なロココ調の作風が特徴です。描かれている内容中央の男女と子供:秋を象徴する黄色の服を着た小粋な男性(マホ)が、石に腰掛け、隣の女性(マハ)に黒ブドウを差し出しています。手前の少年はそのブドウを欲しそうに見上げています。収穫する女性:彼らの後ろには、頭の上にブドウの入った大きな籠を載せた小作農の女性が堂々と立っています。これは古典的な「大地の女神ケレス」の寓意とも言われています。背景:中景にはブドウ畑で働く労働者たちが描かれ、遠景にはマドリード近郊のシエラ・デ・グアダラマを思わせる美しい山々が広がっています。ゴヤの初期〜中期における最高傑作の一つとして、豊かな色彩と光の表現が高く評価されています
画家
Francisco José de Goya y Lucientes
1746-1828
"ゴヤは1746年にアラゴン王国のフエンデトドス村の謙虚な家庭に生まれた。 ディエゴ・ベラスケス同様1786年、40歳のときにスペイン王室の宮廷画家になる。国王カルロス3世付き画家となり、1789年には新王カルロス4世付きの画家となる。このころのゴヤの作品はスペイン貴族や王族の肖像画が中心でスタイルはロココ形式だった。ゴヤは当時、王室から厳重に警護されていたこともあり、手紙や著作物は残っているものの、彼が実際に何を考えていたか、内面的な感情はあまりわからず、ほとんど表に出すこともなかった。 1793年に原因不明の病気で聴力を失う。これ以後、彼は病気と幻滅で日常的に苦しみ、それとともに作風も徐々に暗くなっていく。 美術史においては""最後の古典巨匠""であると同時に""最初のモダニスト""として解説されることが多い。また最も偉大なモダニズム肖像画の一人とも評される。"
作品情報
- 画家の通称
- ゴヤ
- 画家の国籍
- スペイン
- 美術館名
- プラド美術館 マドリ-ド スペイン
- 制作年度
- 1786
- 大きさ
- 2.67X 1.95m