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Pieter Bruegel

ピーテル・ブリューゲル

通称ブリューゲル

生年-没年1525/30-1569

国籍ベルギー

同名の長男と区別するためブリューゲルとされることが多い。長男次男ブリューゲルも画家である。ブリューゲルは16世紀のネーデルランドの偉大な画家である。当時のネーデルランドは、芸術や文化が花開いていた時期であり、ブリューゲルはこの豊かな環境の中で育った。いままであまり描かれることのなかった農民の生活を描いたヨーロッパ 北の代表的な画家です。ブリューゲルはアントワープでヒエロリムス ・ボス、革新的と言われる画家の手伝いをしながら、ローマに行くチャンスに恵まれ、ラファエロ、ミケランジェロなどの影響を多く受けた。

連作としてバベルの塔があり、現存しているのは2作である。サイズの大きいな作品は、ウィーンの美術史美術館サイズの小さな作品は、ロッテルダムのボイマンス、ヴァン ベーニゲン美術館にそれぞれ所蔵されている。この作品も木版に油彩で描かれた板絵である。大きいサイズは小さいサイズの2倍程度の大きさがある。載せた大バベルの画面左下前面には聖書創世記に登場するニムロド王と考えられる人物を中心とした人々が描かれている。ニムドロはバベルの塔の建設を命じたとされる人物であるが、創世紀で名言されているわけではない。また大バベルの塔は大都市に面して建つが、小バベルは開けた田園風景に囲まれている。創世紀には同じ言語を話す人々が、自分たちの名声を高めると、共に、人々が他の地に散逸することを防ぐために、バベルの塔の建築を始めたことが記されている。

ブリューゲルが描いたバベルの塔はコロッセオに似せて表現されている。バベルの塔では、傾斜地にアーチを垂直にして建築する様が描かれている。このことが塔の不安定性を見せている。既に崩壊しかかったアーチも存在している。ブリューゲルの建築、建築物に関する知識は、広範で細部にわたるまで正確なものだった。ブリューゲルの死去で未完におわったが最後に受け負ったブリュッセルとアントワーペンを結ぶ運河の掘削事業の記録でも、1連の絵画にブリューゲルの建築に関する知識を見て取ることができる。小バベルともに、大量のブロックの骨組みの表面に石板を貼り付ける工法が描かれている。これは古代ローマ建築における典型的な建築様式であり、コロッセオを始めとする大規模な建築物に用いられる工法だった。
ブリューゲルが庶民の生活を鮮やかに描いた作品は、今でも多くの人を魅了する。

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